冬のアウトドアを過ごす服装は?焚火の時の安全対策
秋冬のアウトドアファッション、場合によっては危険なことも
秋~冬にかけて、特に朝晩は屋外の寒さが厳しくなります。
薄着で過ごすと低体温症などの危険がありますが、厚着さえすればOK!ではありません。
特に焚火をすることが多い秋冬のアウトドアでは、着るものに注意が必要です。
出典:O-DAN
袖や裾が広がった服はNG
アウトドアファッションではあまり見かけませんが、広がった袖や裾は、気付かないうちに着火する危険性が。
焚火や炭火の近くでは着ないようにしましょう。
ネルシャツ&フリースは着火時に危険
空気を含む起毛生地(ネル、フリース)は暖かいけど、万が一着火したときに「表面フラッシュ」の心配が。
一瞬で全体に火が回ってしまいます。
Youtube「着衣着火は一瞬の出来事・・・ これが表面フラッシュだ!」
出典:kobecitychannel
大きな事故にならないためにも、こうした素材は控えるか、焚火の近くでは表面に出ないようにしましょう。
化学繊維は火の粉で穴が 火傷につながることも
出典:O-DAN
暖かいダウンジャケットは、表面にナイロンやポリエステルといった化学繊維が使われていることが多く、実は焚火には向きません。
小さな火の粉でも穴があいてしまったり、場合によってはそこから火傷につながることもあります。
万が一穴が開いてしまったら、手芸店や100均でも買える「ナイロン補修シート」を使って補修しましょう。
シールタイプで簡単に補修できるものも多く販売されていますよ。
難燃性生地のアウターが続々登場
このように、手持ちのアイテムでは焚火に向かないことも。
最近では、「焚火専用」ともいえるオシャレなアウターも発売されているので、要注目です。
【GRIP SWANY】 FP REVERSIBLE BOA PARKA
出典:https://www.grip-swany.co.jp/
難燃ミリタリーファブリックBRAZE SHLELD®を使用したTAKIBI用リバーシブルボアパーカー。
焚き火をする時は難燃生地を表にして使用出来ます。
【スノーピーク】FR 2L Down Long Pullover
出典:https://ec.snowpeak.co.jp/snowpeak/ja
表地は難燃性素材を混紡したリップストップポリエステル。
過酷なアウトドア環境に耐えうる機能性と、日常的にタウンユースで使えるデザインをあわせ持った、スノーピーク冬のスタンダードダウンです。
リーズナブルなコットン生地のアウターを羽織っても
難燃性生地のアウターは、安心だけど高価格なのが難点。
とはいえ、火の粉で穴が開いたり着火の可能性の大きい生地は危険です。
コットン生地のアウターなら、比較的安く購入することができます。
例えば、ワークマンの「コットンキャンパー」は2,900円とリーズナブルで、火の粉にも強い綿100%。
ポケットも大きくてアウトドアに最適かつ、タウンユースでも違和感のないオシャレなデザインです。
ライナー付きの「コットンキャンパープラス」(3,900円)紹介動画はこちら⇓
「ワークマン★コットンキャンパープラスをご紹介★」
出典:ちょっとキャンプ行ってくる。
このほかにも、大き目サイズの綿ポンチョなどをアウターの上からすっぽり羽織るのもおすすめ。
手持ちのアウターを守りながら、寒さ対策もバッチリできますね。
冬アウトドアには防寒と安全性を
寒い中、どうしても焚火中心になってしまう冬のアウトドア。
寒さ対策だけを考えたアウトドアコーデでは、ちょっとしたことから思わぬケガにつながることも。
安全性まで考えたファッションで楽しみましょう。